DaVinci Resolve Speed Editor 使い方徹底解説!2026年版で高速編集
ヨミアゲAI編集部
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DaVinci Resolve Speed Editorは、Blackmagic Designが開発したDaVinci Resolve専用のハードウェアコントローラーです。マウスやキーボードでの操作では難しい、直感的かつ高速な映像編集を実現するために設計されており、特にカットページでの効率を飛躍的に向上させます。2026年2月現在、DaVinci Resolve 19.5との連携はさらに深化し、AIを活用した編集アシスト機能との融合により、これまでにないスピードと精度での作業が可能になっています。
| 製品名 | 価格 (2026年2月時点) | 主な特徴 |
|---|---|---|
| DaVinci Resolve Speed Editor | 44,980円 | 専用ハードウェアコントローラー、高速カット編集 |
| DaVinci Resolve Studio | 52,980円 | プロフェッショナル向け全機能、AIツール、コラボレーション機能 |
💡 ポイント: Speed Editorは、DaVinci Resolveの無償版でも使用可能ですが、Studio版と組み合わせることでAIベースの高度な編集機能や、複数人でのコラボレーション編集環境においてその真価を発揮します。
Speed Editorを最大限に活用する基本設定と接続手順
Speed Editorを使い始める前に、まずは適切な接続と設定を行いましょう。
2.1 物理的な接続と電源
Speed Editorは、USB-CケーブルまたはBluetoothでPC/Macと接続します。
- USB-C接続: 付属のUSB-CケーブルでSpeed Editorとコンピューターを直接接続します。これにより、データ転送と同時に本体の充電も行われます。初回接続時やファームウェアアップデート時には、この有線接続が推奨されます。
- Bluetooth接続: バッテリー内蔵型のSpeed Editorは、ワイヤレスでの運用も可能です。
- Speed Editorの電源ボタンを長押ししてオンにします。
- コンピューターのBluetooth設定を開き、「DaVinci Resolve Speed Editor」を選択してペアリングします。
- Bluetooth接続は最大約10メートルの範囲で安定して動作し、フル充電で約8時間の連続使用が可能です。
⚠️ 注意: Bluetooth接続が不安定な場合は、コンピューターのUSBポートにBlackmagic DesignのBluetoothドングルを接続するか、有線接続に切り替えてください。
2.2 DaVinci Resolve側の設定
Speed Editorはプラグアンドプレイで動作しますが、最適なパフォーマンスのために以下の確認を推奨します。
- ファームウェアアップデート:
- DaVinci Resolveを起動し、「DaVinci Resolve」メニュー(Mac)または「ファイル」メニュー(Windows)から「環境設定」を開きます。
- 「システム」タブ内の「コントロールパネル」を選択します。
- Speed Editorがリストに表示されていることを確認し、もし「ファームウェアアップデートが利用可能です」と表示された場合は、指示に従ってアップデートを実行します。2026年2月現在、最新のファームウェアはDaVinci Resolve 19.5に最適化されています。
- キーボードカスタマイズの確認:
- 「DaVinci Resolve」メニュー(Mac)または「ファイル」メニュー(Windows)から「キーボードカスタマイズ」を開きます。
- Speed Editorのキーアサインは固定されていますが、一部の機能はDaVinci Resolve側の設定によって挙動が変わる場合があります。特に「カットページ」と「エディットページ」での挙動を確認しておくと良いでしょう。
主要機能と効率的な編集ワークフロー
Speed Editorの真骨頂は、その直感的な操作性による高速編集です。ここでは、カットページを中心に主要な機能をステップバイステップで解説します。
3.1 カットページでの活用
カットページは、Speed Editorのために最適化されたページであり、膨大なフッテージから素早く必要な部分を切り出すのに役立ちます。
- ソーステープ (SOURCE TAPE):
- 「SOURCE TAPE」ボタンを押すと、ビン内のすべてのクリップが一本の長いテープのように表示されます。
- ジョグ/シャトルダイヤルを回すことで、すべてのフッテージを途切れることなくブラウズできます。これにより、個々のクリップをいちいち開く手間が省けます。
- イン点/アウト点の設定 (IN / OUT):
- ジョグ/シャトルダイヤルで目的のフレームを見つけ、「IN」ボタンでイン点、「OUT」ボタンでアウト点を設定します。
- 「SMART IN/OUT」ボタンは、AIが最適なイン点/アウト点を提案してくれる機能で、2026年版DaVinci Resolve 19.5ではその精度が大幅に向上しています。
- タイムラインへの挿入 (SMART INSERT / APPEND):
- 「SMART INSERT」ボタンを押すと、選択したクリップがタイムラインの最適な位置に自動的に挿入されます。これは、AIが前後のクリップの内容を分析し、自然な流れを判断する機能です。
- 「APPEND」ボタンは、クリップをタイムラインの末尾に追加します。
- クリップの削除 (RIPPLE DELETE):
- タイムライン上で削除したいクリップを選択し、「RIPPLE DELETE」ボタンを押すと、そのクリップが削除され、後続のクリップが自動的に詰まります。これは、編集における時間のロスを最小限に抑える強力な機能です。
- トランスポートコントロール (ROLL / SLIP / SLIDE):
- ジョグ/シャトルダイヤルは、編集モードに応じて様々な役割を果たします。
- 「ROLL」ボタンを押しながらダイヤルを回すと、2つのクリップの境界を移動させ、両方のクリップの尺を同時に調整できます。
- 「SLIP」ボタンを押しながらダイヤルを回すと、タイムライン上のクリップの長さは変えずに、そのクリップのイン点とアウト点を内部的に移動させます。
- 「SLIDE」ボタンを押しながらダイヤルを回すと、クリップの長さは変えずに、タイムライン上のクリップの位置を移動させ、隣接するクリップの尺を調整します。
- ジョグ/シャトルダイヤルは、編集モードに応じて様々な役割を果たします。
💡 ポイント: ジョグ/シャトルダイヤルの感度は、DaVinci Resolveの環境設定で調整可能です。より繊細な操作が必要な場合は、「ジョグ/シャトル感度」を低く設定すると良いでしょう。
3.2 エディットページでの応用
Speed Editorはカットページ専用と思われがちですが、エディットページでもその恩恵を受けられます。
- シンクビン (SYNC BIN):
- マルチカム編集の際に「SYNC BIN」ボタンを使用すると、複数のカメラアングルをタイムラインに同期表示し、Speed Editorのボタンで素早くアングルを切り替えられます。
- トランジションの追加 (TRANSITION):
- クリップ間に「TRANSITION」ボタンを押すと、デフォルトのクロスディゾルブトランジションが挿入されます。
- 「VIDEO ONLY」や「AUDIO ONLY」ボタンと組み合わせることで、映像のみ、音声のみのトランジションを素早く適用できます。
- オーディオレベル調整 (AUDIO LEVEL):
- クリップを選択し、「AUDIO LEVEL」ボタンを押しながらジョグ/シャトルダイヤルを回すと、選択したクリップのオーディオレベルを直感的に調整できます。
2026年版DaVinci Resolveとの連携強化と今後の展望
2026年2月現在、Speed EditorとDaVinci Resolve 19.5の連携は、AI技術の進化によって新たなフェーズに入っています。
- AIによるテキストベース編集の強化:
- DaVinci Resolve 19.5では、音声の自動文字起こし機能が大幅に強化されており、Speed Editorのジョグ/シャトルダイヤルと連携して、文字起こしされたテキストをスクロールしながら、不要な部分を「RIPPLE DELETE」で削除する「テキストベース編集」のワークフローがよりスムーズになりました。これにより、インタビュー映像やドキュメンタリーの編集時間が最大で**30%**短縮されるという報告もあります。
- AIアシストによるカット提案:
- 「SMART IN/OUT」の進化版として、AIがフッテージ全体を分析し、ストーリーテリングに最適なカットポイントやトランジションを提案する機能が実装されています。Speed Editorの「INSERT」や「TRANSITION」ボタンを押すだけで、AIの提案を瞬時に適用・調整できるため、クリエイティブな試行錯誤の時間が大幅に短縮されます。
- クラウド連携とリモート編集の最適化:
- DaVinci Resolve Studioのクラウド機能とSpeed Editorの組み合わせにより、リモート環境での編集作業がより効率的になりました。プロジェクトファイルをクラウドで共有し、Speed Editorを使ってオフライン編集を高速に行い、後で高解像度メディアとリンクさせるワークフローが普及しています。
Speed Editorは、単なる入力デバイスではなく、DaVinci Resolveの進化と共に、映像クリエイターの作業効率と創造性を最大化する強力なパートナーであり続けるでしょう。