DaVinci Resolve Speed Editor 使い方徹底解説!爆速編集で効率アップ
ヨミアゲAI編集部
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DaVinci Resolve Speed Editorは、Blackmagic DesignがDaVinci Resolveのカットページに特化して設計したハードウェアコントローラーです。マウスとキーボードだけでは得られない直感的な操作感と、圧倒的な編集速度を実現します。2026年5月現在、多くのプロフェッショナルからアマチュアまで、その効率性から高い評価を得ています。本記事では、Speed Editorの基本的な使い方から、カットページでの実践的なワークフロー、そして最大限に活用するためのヒントまでを解説します。
Speed Editorの接続と基本セットアップ
DaVinci Resolve Speed Editorを使い始めるのは非常に簡単です。
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物理的な接続:
- USB-Cケーブル: 付属のUSB-Cケーブルを使用して、Speed EditorをPCに直接接続します。これにより充電とデータ通信が行われます。
- Bluetooth: USB-Cケーブルを接続後、本体の電源ボタンを長押しすることでBluetoothペアリングモードに入ります。PCのBluetooth設定から「DaVinci Resolve Speed Editor」を選択して接続します。一度ペアリングすれば、次回からはワイヤレスで利用可能です。
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DaVinci Resolveでの認識:
- DaVinci Resolveを起動すると、通常は自動的にSpeed Editorを認識します。
- 認識されていない場合は、DaVinci Resolveのメニューバーから「DaVinci Resolve」>「環境設定」>「コントロールパネル」へ進み、「DaVinci Resolve Speed Editor」が有効になっていることを確認してください。
- 2026年5月現在、DaVinci Resolveはバージョン18.6が安定版として広く利用されていますが、最新のベータ版であるDaVinci Resolve 19.0 Beta 1でも問題なく動作します。
💡 ポイント: Speed Editorは内蔵バッテリーを搭載しており、USB-C接続時に充電されます。フル充電で約8時間の連続使用が可能です。ワイヤレスでの自由な編集環境を享受できます。
カットページでの実践的な編集ワークフロー
Speed Editorの真価は、DaVinci Resolveのカットページで発揮されます。ここでは、主要な機能とその使い方をステップバイステップで解説します。
1. ソーステープ機能で素材を素早く確認
複数のクリップをまるで一本のテープのように連続して再生できるのがソーステープ機能です。
SOURCE TAPEボタン: 押すと、メディアプール内の全クリップがタイムライン形式で表示されます。SEARCHダイヤル: ダイヤルを回すと、クリップ間をシームレスにスクロールし、素材全体を高速で確認できます。IN/OUTボタン: 目的のシーンが見つかったら、INボタンで開始点、OUTボタンで終了点をマークします。
2. スマートインサートとアペンド編集
選択したクリップをタイムラインに挿入する方法は複数あります。
IN/OUTで範囲選択: ソーステープまたは個別のクリップで、タイムラインに挿入したい範囲をINとOUTでマークします。SMART INSERT: タイムラインの再生ヘッドの位置と、ソースのイン点・アウト点に応じて、DaVinci Resolveが最適な挿入位置を自動判断して挿入します。APPEND: 選択したクリップをタイムラインの末尾に追加します。尺の長い素材を次々と追加していく際に非常に便利です。PLACE ON TOP: 選択したクリップを、既存のタイムラインクリップの上に新しいトラックを作成して配置します。
3. リップルディリートとクローズアップ
編集の効率を上げるための削除・調整機能です。
RIPPLE DELETE: タイムライン上の選択範囲や、IN/OUTでマークした範囲を削除し、後続のクリップを自動的に詰めます。タイムラインに隙間を作らずに編集を進められます。CUT/SMOOTH CUT: クリップ間のトランジションを素早く切り替えます。CUTで普通のカットに、SMOOTH CUTでディゾルブ(クロスディゾルブ)が適用されます。もう一度SMOOTH CUTを押すと、ディゾルブの尺を調整できます。CLOSE UP: 選択したクリップに自動的にクローズアップ効果(ズームイン)を適用します。インタビュー映像などで簡単にバリエーションを付けたい場合に便利です。
4. タイムラインのトリムと移動
SEARCHダイヤルと専用ボタンを組み合わせることで、精度の高いトリム編集が可能です。
SEARCHダイヤル: 再生ヘッドの移動、クリップのスクラブ、トリムの調整など、あらゆるタイムライン操作の核となります。SLIP SOURCE/SLIP DEST:SLIP SOURCE:クリップのイン点とアウト点を固定したまま、クリップの内容(ソース)をスリップ編集します。SLIP DEST:タイムラインのクリップ内容を固定したまま、イン点とアウト点をスリップ編集します。
TRIM IN/TRIM OUT:TRIM IN:再生ヘッド位置を基準に、クリップのイン点をトリムします。TRIM OUT:再生ヘッド位置を基準に、クリップのアウト点をトリムします。
ROLL: 2つのクリップの境界を移動させ、両方のクリップの尺を同時に調整するロール編集を行います。
⚠️ 注意: Speed EditorはDaVinci Resolve Studioでの使用が推奨されています。無料版のDaVinci Resolveでも一部機能は動作しますが、すべての機能や連携の恩恵を最大限に受けるためにはStudio版の導入を検討してください。2026年5月現在、DaVinci Resolve Studioの永続ライセンスは約49,800円(税込)で提供されています。
Speed Editorを最大限に活用するためのヒント
Speed Editorをさらに効率的に使いこなすためのヒントをいくつか紹介します。
1. キーボードショートカットとの組み合わせ
Speed Editorは単体でも強力ですが、キーボードショートカットと組み合わせることで、さらにワークフローを高速化できます。例えば、Speed Editorでインサート編集を行った後に、キーボードでカラーグレーディングやFusionページへの移動といった操作を行うなど、シームレスな連携が可能です。
2. ファームウェアの定期的な更新
Blackmagic Designは、DaVinci Resolve本体だけでなく、Speed Editorのファームウェアも定期的に更新しています。これにより、新機能の追加やパフォーマンスの改善、バグ修正が行われることがあります。Blackmagic Designのウェブサイトから「Desktop Video Setup」ソフトウェアをダウンロードし、Speed EditorをUSB-Cで接続した状態でファームウェアの更新を確認することをお勧めします。
3. マルチカム編集での活用
Speed Editorは、マルチカム編集にも非常に強力です。
CAMERA 1〜CAMERA 9ボタン: マルチカムクリップを再生中にこれらのボタンを押すだけで、瞬時にカメラアングルを切り替えることができます。ライブ編集のような感覚で、直感的なスイッチングが可能です。VIDEO ONLY/AUDIO ONLY: 映像のみ、または音声のみを切り替えることもでき、複雑なマルチカム編集もスムーズに行えます。
| 機能カテゴリ | Speed Editorの操作例 | 効率化のポイント |
|---|---|---|
| 素材確認 | SOURCE TAPE + SEARCHダイヤル |
複数のクリップを高速で確認、イン点・アウト点設定 |
| 編集挿入 | SMART INSERT, APPEND, PLACE ON TOP |
タイムラインへの素材配置を自動化、手動ドラッグ不要 |
| 編集調整 | RIPPLE DELETE, TRIM IN/OUT, ROLL |
タイムラインの隙間を自動で詰める、正確なトリム |
| トランジション | CUT, SMOOTH CUT |
トランジションの適用・切り替えをワンボタンで |
DaVinci Resolve Speed Editorは、動画編集のスピードと快適さを劇的に向上させる強力なツールです。2026年5月現在の編集環境において、その操作性と効率性は、クリエイターの創造性を最大限に引き出す一助となるでしょう。ぜひ本記事を参考に、あなたの編集ワークフローにSpeed Editorを導入し、その恩恵を実感してください。