DaVinci Resolve Speed Editor 使い方徹底解説!高速編集で作業効率を最大化
ヨミアゲAI編集部
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DaVinci Resolve Speed Editorとは?2026年5月時点での活用術
DaVinci Resolve Speed Editorは、映像編集ソフトウェア「DaVinci Resolve」に特化して設計されたハードウェアコントローラーです。特に、高速なカット編集を目的としたカットページでの作業効率を飛躍的に向上させるために開発されました。マウスとキーボードだけでは実現が難しい直感的かつ素早い操作を可能にし、映像クリエイターの作業負担を軽減します。2026年5月現在、DaVinci Resolveの最新安定版であるバージョン18.6.6、または現在公開中のDaVinci Resolve 19 Beta版でもその真価を発揮し、多くのプロフェッショナルやアマチュアに利用されています。
Speed Editorの主要機能と導入メリット
Speed Editorは、一般的なキーボードとマウスを使った編集では得られない、以下のような具体的なメリットを提供します。
- 物理的な操作性による効率化: 約60個の専用キーと大型の検索ダイヤル(ジョグ/シャトル)を備え、指先の感覚でタイムラインの移動、クリップのトリム、イン点/アウト点の設定が可能です。これにより、視線をモニターから外すことなく、手元で編集操作を完結できます。
- カットページに特化: DaVinci Resolveのカットページは、スピーディな編集のために設計されています。Speed Editorはこのページと完全に統合されており、「ソーステープ」機能や「スマートインサート」など、カットページ独自の強力な機能を物理ボタン一つで呼び出せます。
- 高速なトリムと同期: 検索ダイヤルとトリムモードボタンの組み合わせにより、フレーム単位での精密なトリムや、オーディオとビデオの同期編集を驚くほど迅速に行えます。特に、マルチカム編集やイベント映像の編集において、その効果は絶大です。
| 機能カテゴリ | Speed Editorの操作例 | 従来のキーボード・マウス操作 |
|---|---|---|
| タイムラインナビゲーション | 検索ダイヤルで高速スクロール | マウスドラッグ、矢印キー |
| イン点/アウト点設定 | IN/OUTボタン |
I/Oキー |
| クリップ挿入 | SMART INSERTなど専用ボタン |
ドラッグ&ドロップ、ショートカット |
| トリム調整 | TRIM IN/TRIM OUTボタン + ダイヤル |
マウスドラッグ、[/]キー |
💡 ポイント: Speed EditorはUSB-Cポート経由でPCと接続し、内蔵バッテリーで約8時間の連続駆動が可能です。ワイヤレスで作業できるため、デスク周りをすっきりと保てます。2026年5月現在の市場価格は、おおよそ45,000円〜55,000円程度で推移しています。
DaVinci Resolve Speed Editor 基本的な使い方
Speed Editorの使い方は非常に直感的ですが、いくつかの主要なボタンとその機能を理解することで、そのポテンシャルを最大限に引き出せます。
1. 接続とセットアップ
- 付属のUSB-CケーブルでSpeed EditorをPCに接続します。
- DaVinci Resolveを起動します。Speed Editorは自動的に認識されます。特別なドライバーのインストールは不要です。
- DaVinci Resolveのカットページを開きます。Speed Editorの機能は主にこのページで有効になります。
2. 主要ボタンと検索ダイヤルの活用
Speed Editorの中央に位置する検索ダイヤルは、タイムラインの移動、クリップのスクラブ、トリム調整など、あらゆる操作の中心となります。
- タイムラインの移動: ダイヤルを左右に回すことで、タイムライン上を高速で移動できます。
- ソーステープ:
SOURCEボタンを押すと、メディアプール内の全クリップが一本のテープのように表示され、ダイヤルで次々とプレビューできます。目的のショットを見つけたらIN/OUTボタンでイン点とアウト点を設定し、タイムラインに挿入します。 - イン点/アウト点設定: クリップをプレビュー中に
INボタンでイン点、OUTボタンでアウト点を設定します。 - クリップの挿入: イン点/アウト点を設定した後、
SMART INSERT、APPEND、PLACE ON TOPなどのボタンでタイムラインにクリップを挿入します。SMART INSERT: タイムライン上のカーソル位置に自動的にスペースを確保し、クリップを挿入します。APPEND: タイムラインの末尾にクリップを追加します。PLACE ON TOP: タイムライン上の現在のクリップの上に、新しいクリップをオーバーレイとして配置します。
3. 高速トリムと同期編集
Speed Editorの真骨頂は、その高速なトリム機能にあります。
- タイムライン上で編集したいカットに移動します。
TRIM INまたはTRIM OUTボタンを押します。- 検索ダイヤルを回して、イン点またはアウト点をフレーム単位で調整します。
ROLL:ROLLボタンを押しながらダイヤルを回すと、クリップの尺を保ったまま、前後両方のクリップのイン点/アウト点を同時に調整できます。SLIP SOURCE:SLIP SOURCEボタンを押しながらダイヤルを回すと、クリップの尺と位置を保ったまま、クリップ内部の映像内容を移動させることができます。SLIDE DEST:SLIDE DESTボタンを押しながらダイヤルを回すと、クリップの尺を保ったまま、タイムライン上のクリップの位置を移動させることができます。
- 同期ビン: マルチカム素材や外部オーディオを同期させる際に役立ちます。
SYNC BINボタンを押すと、同期されたクリップがサムネイルで表示され、ダイヤルで切り替えながら編集できます。
⚠️ 注意: Speed Editorの機能は主にDaVinci Resolveの「カットページ」に最適化されています。「エディットページ」でも一部の機能は動作しますが、すべてのボタンが期待通りに機能するわけではありません。
Speed Editorで編集効率を最大化するヒント
Speed Editorをさらに活用するためには、以下のヒントを参考にしてください。
- ショートカットの習得: Speed Editorは物理ボタンを備えていますが、DaVinci Resolveのキーボードショートカットも同時に使うことで、より柔軟な操作が可能です。特に、カラーグレーディングやFusionページなど、Speed Editorが直接サポートしない機能ではショートカットが必須です。
- カスタム設定の活用: DaVinci Resolveのキーボードカスタマイズ機能を利用して、よく使うコマンドをSpeed Editorの隣に配置したキーボードの特定のキーに割り当てることで、ワークフローをさらに最適化できます。
- 実践的なワークフロー:
- 素材の取り込みと整理: まずはメディアプールに素材を取り込み、ビンで整理します。
- ラフカットの作成: カットページで
SOURCEボタンを使い、検索ダイヤルで素材をプレビューしながらIN/OUTで必要な部分をマークし、SMART INSERTやAPPENDでタイムラインにどんどん追加していきます。この段階では、流れを重視し、細かい調整は後回しにします。 - 精密なトリム: ラフカットができたら、
TRIM IN、TRIM OUT、ROLLなどのボタンと検索ダイヤルを使い、カットのタイミングを微調整します。 - トランジションの適用:
TRANSボタンを押すことで、デフォルトのトランジション(例:クロスディゾルブ)を素早く適用できます。
DaVinci Resolve Speed Editorは、ルーティン化されたカット編集作業を劇的に効率化する強力なツールです。特に、大量のフッテージを扱うドキュメンタリー、イベント、YouTube動画などの編集において、その投資対効果は非常に高いと言えるでしょう。2026年5月現在、映像制作の現場ではスピードと精度がますます求められており、Speed Editorはその要求に応えるための最適なソリューションの一つです。